さらにプレミアムにしっとり

Premium Lotion Tissues for your delicate skin

このテキストはダミーです。このテキストはダミーです。

ブログなんて久しぶりだぜと思う。最近は、ツイッターだフェイスブックだなどということで、特に誰が喜ぶわけでもないクソのような短文を発信し、クソのような短文を眺め、それにまたクソみたいなリプライを飛ばす、その日の出来事をタイムスライスしてストレッチして並べ換えて、まるでブレイクビーツのように歪な日々だ。昨日食った飯の味と、今食ってる飯の味の違いもわからないんだ。もしかすると僕が信じる今は一ヶ月前かもしれないし、10日後かもしれないぜ、1秒先が怖いんだ。長い文章を書くなんて、ここ何年もやってない、あるとすれば女の子にしたためる可もなく不可もない思いついた単語を並べた簡素なラブレターくらいか。その昔mixiというサイトで日記を書いたりしていたが、あれはなんだったんだろうか。誰に何を伝えたくて、あれを書いていたのだろうか。そんな日記、実際に顔を合わせる奴らしか見ないのに、わざわざそれをネット上に書きおこして、垂れ流して、いいねとかわるいねとか、マジウケるーとかモイキーとか言ってるんだ、僕らは。ひとりうどん屋で飯を食う。前に座ったとしごろの女子高生2人が「きのうリアルにかいてたあれどういう意味ー」とか「あいつフォローしてきたんだけどマジウザくなーい」みたいな呪文を唱えていたんだ。僕は不意に「うどんを食え、そんな与太話、mixi上でどうぞ」というようなことを思ったが、そんな考えは古いのだ。彼らが使うアバターの皮膚は、彼らのホントの皮膚なのだ。彼らのツイートは魂の叫びなのだ。彼らのマイミクの数はそのまま友情の数なのだ。連続していたと思っていた生活は、人生は、思い出は、断片化されてデータベースに格納されて同期して分散してあちこちにいるんだ。悲しいんだ。僕と君の思い出も、全部知らない街のどこかのハードディスクにひっそりと眠っているんだ。馬鹿なあいつの冗談や、最後の試合で流した涙や、冬の寒さが鼻の奥をツンと冷やす寂しさや、柔らかい君の髪の毛の感触も、みんなデータベースにぶち込んで、僕の胸の奥から消し去ってしまうのさ。だから大事にしたい、あなたと会って、話して、その時を。悩んで、触れて、その瞬間を。